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バイク ツーリング|キャンペーン|かんたんオフロード

どこまでも続く大草原と満天の星空、そして優しいおおらかな人たちが私を待っていてくれます。だから私は今年もモンゴルへ帰るのでしょう・・・


きっかけは『レディスバイク誌』のツーリング・レポートです。そして '98年に初めてモンゴル・ツーリングに参加しました。
海外旅行も初めて、オフロードも初めて・・・そんな私がどうして「モンゴル」だったのか?

キャンプ・ツーリングもしたことがない、お泊りソロ・ツーリングもほとんどない、オフも初めての私がこんなにモンゴルにハマってしまったわけを思い出してみました。


その頃、SEROWでツーリングをするのは近くの温泉だったり、紀伊半島一周だったり、ちょっと遠出は四国まで・・・。身近に女性ライダーが少ないこともあって、いつも一人でのんびり走る。そういうバイクライフを送っていました。仕事が忙しくていつも張り詰めた気持ちでいる分、休日1人でのんびり走る・・・それが私には“日常からの解放”だったのかもしれません。


そんな時に出会った雑誌の記事にはこう書いてありました。
『見渡す限りの大草原。広大な青い空、羊や馬の群れ、緩やかな丘陵がどこまでもどこまでも続くモンゴル・・・・今までの日常が、そして自分自身が小さく無力なものに見えてしまう。胸いっぱいに深呼吸して果てしない空を見上げれば、そこにはでっかい自分がいることに気づくはずだから・・・』


いろんな不安を持ち出したらキリがない、思い立ったらすぐ行動。早速ツアーの説明会に足を運んでみました。
パンフレットには必要なオフロードギアのかわいいイラストがあって忠実に従い準備しましたが、『持っているもので、安全に走れればそれで十分』そういう大島さん(現地責任者)の言葉に安心感を覚え、こんな私でもホントに走れるんだ!!
そう思って夏を待ちました。

 

初めて走るモンゴルで不安が少しずつ解消されていった理由は、オフ初体験の女性が他にもいたことと(性別経験を問わず)共に旅した仲間の存在です。更に大島さんの丁寧かつ的確なアドバイスがあったことも確かです。


9月半ばのその日は曇り空で今にも雨が降り出しそうな寒い朝でした。寒さで必要以上に力が入り、出足し早々深い水溜りへ突入。その後は景色を楽しむ余裕さえなく旅は始まりました。
午後になって晴れ間が見え始めた頃、丁度ランチタイムの時でした。
牛や羊がのんびり草を食み、周り一面がとんでもなく広い広い草原で、そこに一筋さし込む光りがとてもきれいだったことを覚えています。


昼食後、次第に慣れた私は大草原の中を自由に走れることがとても気持ちよく、オフロード未経験であることも忘れてしまうくらいでした。
しかしそんな心地よさを打ち消したのは、モンゴルの草原地帯にはあまり無い急斜面の山へのアタック。あと一歩のところで失速転倒してからは転ぶことへの恐怖心を抱くようになってしまいました。


更にオフ未経験の“へなちょこライダー”だった私は、忘れもしない岩に乗り上げ大転倒・・・足の上にバイクが降りかかるという不幸にも見舞われました。
その時に救われたのは一緒に参加した仲間たちの存在です。転んだことがショックで怖くて、
「もうこんな山の中でバイクに乗りたくない・・・」
という思いでいっぱいの私。駆け寄ってくれたみんなに
『迷惑かけてすいません・・』
と申し訳なさで咄嗟にでた言葉
『何言うとんや。迷惑なんか思ってない。みんな仲間やないか、のんびり走ろうや。』
その言葉を聞いて不覚にも大泣きしてしまいました。
その仲間との出逢いも、私の大切な宝となりました。それぞれいろんな思いを抱いてモンゴルにやってきた仲間と共に走り、モンゴリアンブルーの空を見上げていろんなことを語り合いました。大島さんが見せてくれた初めてのモンゴルの大自然は、とてつもなく大きく、そして温かいものでした。


オフロードを走るということ。最初はそこにとても大きな、漠然とした不安を抱いていたことは確かですが、今思えば
「オフロードが初めてである。」
ということはどうでもいいことなのかもしれません。
それよりも忙しい日常に追われ小さなことにクヨクヨしていた、ちっぽけな自分を笑い飛ばすことができたこと。大転倒して泣いたこと。見たことも無い大きな自然の中に自分がいたことを思い出すと、オフロードを走る事に対する不安は小さな問題でしかありません。


そんな私がモンゴル・ツーリング4度目の2004年、往復2,000kmのフブスグル・ノールを目指すアドベンチャー・ツーリングに参加しました。今はただモンゴルが大好き、バイクが好き、そして素敵な出逢い(人々、見るもの、全ての出来事・・・)を求め、またモンゴルに帰ります。
年に一度、モンゴルでしか着ないオフロードウェア一式が、今か今かと出番を待っています。

 
RIDER'S PROFILE

田岡さんは救命病棟にお勤めのナースです。青年海外協力隊員として一年間、エルサルバドルに滞在。更にインドネシア大津波災害援助で現地に赴任されました。

CLOSE-UP TRAILS

下りスロープ。オフロードではブレーキの利き具合がオンと違うことは確かです。下りスロープはスピード制御を慎重に。

砂地走行…高度なライディング理論で語られることもありますが、実践なくして習得は、外人と話さずに外国語を習得するに近い?

田岡さん“お・も・ひ・で”のスロープ。さて、バイクは何処を走っているでしょう?

複雑なワダチもありますが、難しく考えず前車両の後追いでクリア。早く走ろうとするならばそれなりの技術が必要ですが、通過できない難しいセクションはご用意しておりません。

上りスロープは少しばかり、リスキーな地形。谷側に倒れないよう意識。

リベンジ!!! 2003年のアウトライダー取材ツアーにて。前回、行く手を阻んだマウンテン・スロープ征服後の田岡女史(右側)。

 

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