私にとってあの7日間は決して綺麗な上澄みだけをなぞる「ツアー」といった軽いものではなく、「旅」・「冒険」と呼ぶにふさわしいものでした。
あの草原の国から再び日本での日常に戻りましたが、あの日々で出会った様々な光景が私の中にあります。
果てしない雄大な草原、野生の群れ、壮大で厳しい自然。
そんな厳しい自然の中で逞しくも明るく生きる人々の姿。
そして大島さんに案内していただいたウランバートルの現実の姿。
うまく言葉では表現できませんが、その光景が私が見失いそうになっていた自他への誠実さ、気高さを取り戻させてくれました。
警官に不当な要求をされたり、何度も河で転倒し、ときにダートで全身を打ち据えたことも得がたい体験でした。
あの困難があったからこそ、この旅を自分のものとできた実感があります。
これから先も私は何度も壁に直面し行き詰ることがあると思います。
ですが、落日の黄金色に染まる草原の中を全身で風を味わったあの一時は、これからもきっと私に勇気を与えてくれるでしょう。
多くの方々のサポートがなければ到底この旅はできませんでした。
早川さんを始め、この旅を支えていただいた方々すべてに本当に感謝しております。
大島さんにもよろしくお伝え下さい。
再びクルーズインターナショナルのお力をお借りして旅に出るときも宜しくお願い致します。