ホテルはどこも快適でした。
一本裏通りで静かだったり、リゾートっぽいこじんまりした所で1日中走り回った後にはいい気分転換にもなったし広くてよかった。
3日目のホテルは一番期待していたのに、政府系のカンファレンスが入ったとかでホテル側に勝手にキャンセルされていて宿泊できなかったのが残念だったがすぐにパエンが別のところを手配してくれて、こちらも急にもかかわらず快適なところだったので満足。
初日と最終日のホテルは非常によかった。
あと、"ホームステイ"という表現は誤解を招くかもしれないです。
私のイメージだと家庭に宿泊させてもらうという感じでした。(なので、お土産にとてぬぐいを用意していきました)
確かに高床式住居というローカルな現地の住宅にに宿泊しましたがゲスト・ハウスという感じで一応部屋はそれぞれ分かれており、他の家族も1組宿泊していました。
なので、ローカルな村での宿泊ではありましたがそれを生業としている感じだったので、特に家庭の人々と交流があったわけではありませんでした。
ただ、そこのオーナーと思われる(?)男性と女性は我々が到着してから、大きなかめから水を運んでくれたり扇風機を出してくれたり、と控えめながらも親切にしてくれました。
2人での参加だったのでツアーというよりは、個人手配的な感じでアットホームでよかったです。
(最終日のアンコール・ワット観光は、篠田さんが個人行動するというので私ひとりだったし)
食事なども(たぶん)いきあたりバッタリだったと思われましたが、彼らの野生的な感で選んでもらったところがどこも美味しくて我々は大変満足でした。
二人だったせいもあるだろうけれど、飲み物代などもすべて出してもらったので私は一度も現地通貨を使用することがなかったです。
(ちなみに旅の間は一度もアルコールは取りませんでした。篠田さんがアンコール・ビールを1日だけ飲んでたくらい。)
個人的には走るのがメインで参加したので、途中少々遺跡類には食傷気味な部分も。(しかも、オフブーツだと遺跡の中を歩き回ったり、登ったりが大変。
装備も邪魔なので事前にわかっていればはずしたり、靴を履き替えたりしたほうがよいかも。)
ただし、遺跡に興味ある人には最高に貴重な経験だと思います。事前に調べておけばもっと楽しかったかもしれないです。
走行がメインだったので仕方のない部分もあるけれど、もう少し町を散策する時間が欲しかったです。
シェムリアップでマーケットやスーパーなどへ行ってみたかった。
もしお土産を購入することを考えているのであれば、シェムリアップについてシャワーを浴びてすっきりしたらすぐに町へ行くか翌日のアンコール・ワット観光を早めに切り上げて町へ行くしかないと思われます。(ベタだけどアンコール・クッキーに立ち寄ってもらうとか?)
空港には何もなく、またとても高いのでお土産購入には向かないと思います。
シェムリアップでのアプサラ・ダンスショーはいかにもリゾート&観光客向け、という感じで周りはヨーロッパ人ばかりでした。
食事もアレンジされていて、ローカルでワイルドな食事ばかりしていた我々にはちょっと物足りない味でしたが上品でそこそこ美味しかったです。(それに今まで食べた食事の中で一番高級だったに違いないです。)
ツアーっぽい雰囲気を楽しめたし食事をしながら伝統的なダンスを見ることができて、これはこれで面白かったです。
あと、空港で出国する直前に"サービス料と空港使用料"という名目で25ドルをキャッシュオンリーで支払わなくてはいけませんでした。
これは知らなかったので、結構ドルキャッシュを持たない人達が困ってました。
ちなみに、私は篠田さんと相談してパエンとSPにチップで40ドルずつ渡しました。
今回は2名だったし、ベタ付きで何から何までやってくれたのでこの金額としました。
バイクのコンディションは思ったよりもよくて、とくに問題も感じなかったですが、やはりあの土ぼこりのせいと、もともと古いというのもあってフィルターがつまり途中で速度が出なくなり2~3回停車しました。
(4日目くらいからどちらのバイクも)
パエンが対応してくれましたが、最後にはフィルターが使い物にならなくなったのですべて破いて枠にパエンのくつ下をかぶせて使用。笑)
それでもちゃんとシェムリアップまで行けたのですごい。
向こうでフィルターが簡単に手に入るかわからないが、もし可能であればdegreeのフィルターを送ってあげては?(日本人のツアー参加の前に)
私は念のため予備のブレーキレバーとクラッチレバーを持って行ったが使用しなくて済みました。
レバーよりもフィルターの方が必要だったかもしれないです。
女性なら気になるお手洗いですが、やはり暑くて汗をかく分そんなに頻繁に行きたいと感じることはなかったです。
今回の私の場合、休憩したところにローカルのトイレがたまたまあったり、近くに小学校があったのでそこで借りたりしました。
1度だけ何もないところで休憩があったときに、林の中に紛れて用を足しましたがこの際こんな事は気にしていられません・・・。
走行ペースですが、私は問題なかったです。ちょっと早いかな、と思うときは自分でスピードを調整しました。
道はまっすぐで広いので、見失ったり迷うこともないです。
それに土ぼこりがすごいので、ある程度車間をあけざるを得ないため多少スピード調整はできます。
休憩もちょうどいいタイミングで入れてくれるので、私にはそんなに疲れて走行が辛いということはなかったです。
ただし、本当に初心者で暑さに慣れていない人には少ししんどいかもしれません。(特に少し走行距離の長い3日目)
ツアー全般に関しては、"行って良かった。楽しかった。帰ってきたくなかった。"という感じでとても良かったです。
ついこの間まであの悲惨な状態だったと言うのが信じられないくらい、 穏やかな田園風景が広がる中を走行しました。
高床式住宅やのどかな畑などを眺めながら田舎道を激走。
不思議なのは、走っていると路面の色が実にいろいろと変化するところ。
赤土の上だったかと思うと、白い土の上、黄色っぽい土の上、 茶色い土の上ととても変化に富んでます。
道をフツーに牛たちが横切り、路肩からは鶏が飛び出してくるので村に入ったら注意が必要でした。
道のあちこちに思わぬ穴があいてたりもします。
人々が生活してるエリアに入ると、 大体子供たちが沿道から手を振ってくれるので、それに応えるのがすごく楽しかったです。
ちょっと疲れたな、と思っても彼らの笑顔がかわいらしくってまた頑張れてしまいます。
人々がたくましく生活しているのを垣間見たり、道行く子供たちの笑顔はとてもかわいいものでした。
休憩がてら小学校のお手洗いを借りにいったら、 子供たちががわさわさ集まってきちゃってすっかり大騒ぎになりました。
皆、シャイだけど笑顔がかわいくてフレンドリーでした。
道は平坦で、急勾配やカーブなどもありません。ただ広く長い道をひたすら走ります。
不思議なことに全然飽きません。いつまでもどこまでも走っていけそうです。
遺跡に興味のある人であれば、自分の力でそこまで走っていくことに大きな感動を覚えることだと思います。
百聞は一見にしかず、とにかく多くの人にこのツーリングを体験してもらいたいと思います。
我々以外の外国人や地元の人はほとんどがTシャツにノーヘルという格好でしたが、やはり女性は日焼防止や思わぬ転倒の時のためにヘルメットや長袖は必須アイテムです。
私は念のために夏用のメッシュジャケットを持っていきました。
後の洗濯は大変でしたけど、やはりジャケットは持っていって良かったです。
走行中は暑さを感じません。
ビレッジ・ツーリングであれば、きちんとプロテクターの入ったジャケットを着用すればオフロード用のチェストプロテクターは必要ないかもしれません。
ただ、何が起こるかわからないので私は脊髄パッドは使用しました。
ソニア&パエンによろしくお伝えください。
また機会があれば、ぜひまた訪れたいと思っています。
そして私の話を聞いた友達が興味を持ち始めています。
以上、長々と思い出すままに書き連ねてしまいましてすみませんでした。
写真も数枚添付いたします。