こんにちは
冬のモンゴル・・・。
おかげさまで抱えきれないほどの感動を胸に無事に帰国することができました。
今回のモンゴル。リゾートあり、遊牧民あり、ホームスティーありとあらゆるモンゴルを一度に体験でき、思い切って行ってよかったと思います。
今、振り返れば一番不安で、最後まで悩んでいた遊牧民生活が、今回の旅の中で一番の体験でした。
朝起きて牛の糞拾い、放牧、そして家族みんなとの食事と笑顔。私を家族の一人として迎えてくれたことがとても暖かく心に残っています。
もし、この旅がリゾートだけで終わっていたら、ただ寒いだけのモンゴル体験だったことでしょう。
モンゴルの厳しい環境の中で生き抜くことは、今日そして今を一生懸命生きるとことだと思いました。
子供がいたずらをしたとき、今の日本では余り叱ることは無いと思いますが、モンゴルではどこの家庭でも親が本気で怒ります。
「なぜあんなに叱るの?」
と聞いたら
「いつ死ぬかも分からない人生だから、自分が生きている間に精一杯、子供に教えてやらないといけない・・・」
これを聞いた時、今までの自分が恥ずかしく思いました。
今の日本、迷うほどに物が溢れ、何でも不自由なく手に入る時代。
自分たちは優れた民族で、お金持ちで、高度な文明社会生活を持っている・・・なんて変な勘違いの中で生かされています。
自然から与えられたものだけを工夫して使い、不必要な物は決して持たない、残さない。
吹流しのようにあっち向いたりこっち向いたりの自由気ままな生活だけど、家族みんなが暖かく、そして強い絆で結ばれ、一日一日を力強く生き抜いている彼ら。
こんな彼らを見ていると、
「う~ん まだまだ、ひよこだなぁ~。」
自分の生活、家族、そしてこれからの人生について、考えさせられた旅でした。