真夏に当たる3月下旬から4月は高温多湿ですが、その期間を除き、カンボジアの気温は1年を通してほぼ同じです。
6月から9月、レイン・シーズンの田舎は緑が美しく、ホコリがたたないのでより快適なライディングが楽しめます。
ドライ・シーズンに当たる12月と1月の夜と朝は少し冷えますが、正直なところ日本の皆様は、1年を通して日中は同じ暑さを感じるはずです。
10月と11月はレイン・シーズンに当たります。10月は変わらずレイン・ストームがやってきますが、11月に雨は大体終わります。
レイン・シーズンの終わりを祝う「ウォーター・フェスティバル」が行われ、トンレサップ川の水流が逆転し、米の収穫が始まる季節が11月です。
レイン・シーズンはストーム(夕立のようなまとまった雨)がやってきますが、1時間程度でさっと上がり、雨上がりは爽快です!!
尚、ご質問にあった、ヨーロッパ人の多くがレイン・シーズンを避ける理由ですが、彼らはレイン・シーズンを誤解しています。彼らはレイン・シーズンを毎日、終日雨が降り続ける状態と捉えています。
例えば、私の故郷、イングランドでは3月から4月にかけて冷たい霧雨が終日降り続きますが、ヨーロッパ人はそれと同じ天候をカンボジアのレイン・シーズンに当てはめて考えるのでしょう。
しかし、その季節は緑が美しく映え、新鮮で水々しく、私が大好きな季節です。
ご存じの通り、カンボジアのレイン・ストームは通常1時間程度で、毎日同じ時間(午後)にやってきますが、大きな問題はありません。
イナズマ・ウォッチングはレイン・シーズン特有のファンタステックな体験ですし、雨上がりには太陽が再び現れ、きれいに澄み渡った青空が広がります。
この事実は一般的に知られていない「グッド・シークレット」です。
レイン・シーズンは、たくさんのツーリストがいない静かなカンボジアを訪れることができる季節とも言えます。
ソニア・タヘリ〔ガイドサービス・オーナー〕
どちらかというと日本では雨は歓迎せざるものですが、カンボジアで感じた雨は楽しいイベント=一時でした。
雨をネガティブなものと捉えることはカンボジア・ツーリングでは適当ではないと思います。
コンポット州を旅していて雨が降ってきました。暖かい雨です。その時雨宿りをしたのですが、同じ様にカンボジアの人々が集まってきます。そして彼らとの楽しいコミニュケーションが始まりました。雨が無ければ起きない楽しい出来事でした。
サノ マサタカ〔参加顧客〕